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涙枯れて初めて気付いた貴方への思い
信じて、なんて言わないから。せめて覚えていて?
この残酷な世界で僕らは何を捨てられるのだろう
思い出にするには、綺麗すぎたよ。
空の下奏でるは即興の鎮魂唄
それを愛だというのなら。
夢の中で幸せになれるのなら、それは安いものだろう?
祈りなど必要ない世界で神ではなく貴方へ歌を贈るよ
昨日は遠くて明日は近すぎる 今日はもう痛いよ
星の見えない夜の曖昧な口約束を君と。

嫌われたくないそう言った君は自分を嫌っていた
悲しくない悲しくない悲しくない
ぎりぎりの境界線で過ぎ去っていく雲を見ていた
必死に道を探してた 持っていた地図は逆だったのにね
弱くていいのに それでも弱くはなりたくなかった小さな意地
どうかその優しさで全てを許してしまわないで
翼があれば貴方の元へ行けた 翼があれば逃げられた
言葉は消えてしまうから手紙を書きましょう 何枚でも何十枚でも果てるまで
闇に浮かぶ 唯一の悲願の色
貴方はどこへでも行けるわ けれどどこへ行くっていうの?

そんな風に、生きたかったわけじゃない
それは、残酷な子守唄。
それはもはや 狂気にも似た、歪んだ愛
少年が笑った  少女も笑った   空が、泣いた。
貴方は何時だって曖昧に笑っては 曖昧にごまかす
そんな言葉はいらないと、何度も言うのに
待って貴方が来るなら きっと私は何時までだってここにいた
雲が月を隠すとき 君はどんな音色で私を拒絶してくれる?
「大丈夫だよ」そう言い続ける事が自分への許しだった。
この世界の果てで、 何を伝えよう。

いつの間にか中身の溢れたお揃いのマグカップ
もしもこれが夢ならば何度そう願っただろう
堕ちていく崩れた世界
涙を流して立ち止まるのは一度きりでいい
あの時見たのは光だったのか闇だったのか今ではもう分からないね
もしも叶うならどうか、一人ではない道を進んで、寂しくはないように
花を捧げましょう、貴方と皆の分の花を、最後に出来る全て
幾つありがとうを言っても足りないから、代わりに最後まで笑顔で
世界はそんなに綺麗なものじゃないだろう?
手を伸ばした物は儚すぎた

触れるだけで壊れてしまう硝子のような、けれど強く
飛べない鳥飛ぶことをやめた鳥
傍にいるよ悲しい時は一緒に泣こう そうしたら一緒に笑おうね
世界の片隅に置いていかれてもきっと君は泣かないのだろう
そんなものは結局子供の夢の延長戦だ
辿った足跡さえ今はもう消えていく
赤いリボンと永遠の約束
誰も幸せになんてなれないから幻の夢を見るんだ
空は蒼くて、まるでそれが世界の終わりかのように

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